化粧品を選ぶ前に、自分のお肌を知る事が大切です。
お肌のタイプは大きく分けて5のタイプがあります。
ノーマルスキン(普通肌)、ドライスキン(乾燥肌)、オイリイスキン(脂肪肌)、コンビネーションスキン(混合肌)、センシティブ(敏感肌)に分かれます。
ここで、あなたのお肌の状態をチェックして、自分のお肌のタイプを確認してください。
洗顔後何もつけないで、30分後のお肌でチェックすると正しいお肌のタイプが分かります。
お肌を保護する為に皮脂腺からの皮脂と汗が分泌され弱酸性の皮脂膜が作られます。
皮脂と汗の分泌量で、肌の状況やタイプが分かり易くなります。
【ノーマルスキン】
肌の状態
・最も理想的なお肌です。
・キメが細かくなめらかで、潤いがあります。
・お肌に弾力があり、透明感があります。
・季節によって多少肌の状態に変化がありますが、かさついて困るとか、脂っぽくて困る程ではありません。
化粧品選択のポイント
・極端にオイルリッチなもの、反対にさっぱりしすぎるものでなければ、嗜好的に好まれる製品をお選び下さい。
・季節や年齢によって、多少感覚的に異なる製品を選び、使い分けてください。
お手入れのポイント
・毎日の正しいお手入れが大切です。
・日焼け止め等で、紫外線対策をしましょう。
【ドライスキン】
肌の状態
・かさついていたり、つぱった感じがあって潤いのない肌です。
・目尻等に小じわが目立つ場合もあります。
・時には、部分的に粉がふいたようになることがあります。
・クリーム等油分のあるものをつけないと、顔がつっぱってこわばるように感じることがあります。
・肌にキメは大抵細かく、表面に艶がありません。
化粧品選択のポイント
・油分の多いもの、肌をしっとり滑らかにする製品を選んでください。
・血行を良くする働きのあるものや、肌を美しくする為の栄養効果の高いものを選んでください。
・肌を柔らかくしハリと弾力を与えるものを選んでください。
・肌に油分だけではなく、水分を補うものを選んでください。
お手入れのポイント
・肌荒れがひどい時は、お肌を十分柔らかくしてから油分を与えた方が馴染みやすく効果的です。
・日頃のお手入れを正しく欠かさずに実行しましょう。
・マッサージ、オイルマスク、パックか効果的です。
・素肌を直接外気にさらさないようにしましょう。
・日焼け止め等で、紫外線対策をしましょう。
【オイリイスキン】
肌の状態
・顔全体が脂っぽく、キメがあらい肌です。
・洗顔しても直ぐに脂が浮いてきます。
・化粧崩れが早く、汚れやすいので、小鼻のまわり等に黒いニキビができることもあります。
・不潔になるとニキビができやすくなります。
・小鼻のまわりが全体にどす黒くなり、皮脂が酸化してカサカサになり、皮がはげたようになることがあります。
化粧品選択のポイント
・特にさっぱりとした感覚の製品を選びましょう。
・余分な皮脂をキチンと洗い流せる洗顔料を選んでください。
・収斂性の高い化粧水を選んでください。
お手入れのポイント
・肌を清潔に保つ様に心掛けてください。
・洗顔や化粧直しは度々したほうが効果的です。
・収斂化粧水のマスクが効果的です。
・余分な皮脂を、時々あぶらとり紙等でキチンと取りましょう。
・日頃のお手入れを正しく欠かさずに実行しましょう。
・日焼け止め等で、紫外線対策をしましょう。
【コンビネーションスキン(混合肌)】
肌の状態
・脂性肌(Tゾーン)は脂ぽっくと、乾燥肌(目の周り)は乾燥している、二通り肌持っています。
・部分的にお肌の状態が違っています。
・目尻等に小じわが目立つ場合もあります。
・Tゾーンだけ化粧崩れしやすい。
化粧品選択のポイント
・お肌の状態に合った製品を選びその場所ごとに、使い分けてください。
・脂うきが少なければ、普通肌用と乾燥肌用の製品を使い分けて、製品を選びをしてください。
・Tゾーンの脂うきが多いようでしたら、余分な皮脂をキチンと洗い流せる洗顔料を選んでください。
お手入れのポイント
・Tゾーンの収斂化粧水のマスクが効果的です。
・マッサージ、オイルマスク、パックか効果的です。
・肌を清潔に保つ様に心掛けてください。
・日頃のお手入れを正しく欠かさずに実行しましょう。
【センシティブ(敏感肌)】
肌の状態
・肌表面の状態(皮脂分泌)に関係なくどの様な肌でもあります。
・一般の人は何でもないもの(薬、化学繊維、油分、香料、塗料、指定成分、その他)にかぶれやすい肌です。
・季節の変わり目になると肌が痒くなったり、赤いブツブツができたりする肌。
・肌をさすったりの刺激でも、赤くひりついたり、かゆみを感じる肌。
・またかぶれた時、肌に炎症が起こりほてりやヒリツキのある肌も、肌全体が弱っている肌です。
・紫外線などの日焼けに対しても、直ぐに炎症を起こして痛みやヒリツキが弱い。
・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある肌。
化粧品選択のポイント
・肌の状態だけでは、何に弱いかは見分けが付かないのでアレルギー反応検査を受けてみられる事をおすすめします。
・刺激の少ない物をやアルコールフリー、香料フリーなどの製品を使う方が無難です。
・使用前に、24時間のパッチテストを行って異常がない事を確認して使う事をおすすめします。
・お肌を丈夫にする効果のある製品を選ぶ事をおすすめします。
・油分の多いもの、香料の強いものは避けてください。
・自分のお肌に合ったオーダー製品を作ってもらう方法もあります。
お手入れのポイント
・一度に沢山の化粧品を使いすぎない。
・肌は清潔に保つ事が大事ですね。
・マッサージする場合は、指の力を入れ過ぎないで優しく撫でる力で行ってください。
・パックは避けたいですね。
・日焼け後は、石鹼洗顔やマッサージは中止してください。
・お肌のお手入れだけではなく、偏食しない様にしてください。
・ビタミンB₁、B₂、B₆を含んだ食物を多く摂取するようにしてください。
・過労にならないようにして、十分に睡眠を取ってください。
肌タイプ診断まとめ
自分のお肌のタイプが分かった次は、お手入れの基本的な目的をお伝えします。
1・お肌を清潔にする(クレンジング・洗顔・柔軟化粧水・スクラブ・ピーリング)
2・若々しいお肌を保つ(マッサージ・美容液)
3・肌に潤いを与える(乳液・美容液・下地クリーム)
4・肌を整えて健やかにする(収斂化粧水・パック)
5・肌をつややかにする(栄養クリーム・美容液)
6・肌のハリを保つ(パック・美容液)
詳しい使い方や順番については下の記事で説明しています。
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